ブックマーク

要約
「ほんの少しだけ…愛されたい…」公爵令嬢ラウラ16歳は、生まれてからずっと愛を知らず、「失敗した人生」と蔑まれ、存在する権利を奪われてきた。双子の姉に聖女の力を奪われ、身体は弱々しく成長もままならず、生きるか死ぬかの日々を送っていた。ある日、謎の男リッカルドに救出される。彼の庇護のもと1年、ラウラは徐々に健康を取り戻していくが、幼く幼い体のため、密かに想いを寄せる彼は相変わらず彼女を子供扱いする。リッカルドへの想いが深まるにつれ、謎の精霊のような光がラウラの感情に呼応し始め、ラウラに思わぬ変化が訪れる――。すべてを失った少女は、愛と力を取り戻す旅に出る。脆い聖女の脱出と覚醒の物語が、ここに始まる。









